訪問看護で遅れそうなとき|早めの連絡とチームへの相談を考える

遅れそうです」と伝えた先に、待っている人の一日があった。
この記事では、Instagram漫画として制作した訪問看護の物語、第8話「遅れそうです、と言えた日。」を文章でご紹介します。
訪問先へ移動中の看護師みなみが、工事による迂回で到着に遅れそうになるお話です。チームへの相談から、訪問を待つ利用者の松本さんへの連絡につながっていきます。登場人物の言葉と、みなみの気づきをたどっていきます。
※登場人物とエピソードは架空です。実在の利用者の体験談ではありません。
迂回路で気づいた、次の予定
訪問看護師のみなみは、車で 訪問先へ向かっていました。ところが、道が工事中で迂回することになりました。予定より十五分ほど遅れそうです。その次の訪問にも影響が出そうでした。
みなみは、安全な場所に車を停めました。それから、先輩看護師のあやに電話をかけ、遅れそうなことを伝えます。
連絡を受けたあやと、一緒に予定を確認しました。みなみが今どこで困っているかを伝えたことで、訪問を待つ人への連絡を、チームで進められるようになりました。
一人で考えていた予定を、共有する
あやは、利用者の松本さんに連絡し、到着が遅れることについて了承を得ます。その次に訪問する人にも確認しました。みなみは調整した予定を確かめ、電話をしまってから移動を再開します。
誰かに相談することは、自分がどう動けばよいかを知るだけではないのだと思います。待つ人にも予定を伝え、その人の都合を聞くための始まりになります。もちろん、この分担がすべての職場の手順というわけではありません。物語が残すのは、遅れの影響を自分の頭の中だけに置かずに共有する、という視点です。
洗濯物を干せた、という返事
到着したみなみが謝ると、松本さんは、連絡をもらったので先に洗濯物を干せたと話しました。そこにあったのは、看護師の到着をただ待つだけではない、松本さん自身の一日でした。
連絡を受けてから何をするかを決められた。その具体的な言葉を聞き、みなみは早めの相談の意味を振り返ります。訪問の予定表の向こう側には、それぞれの暮らしがあります。困ったときに早く伝えることを、その暮らしを大切にする行動として考えたいと思います。
この記事の要点
安全な場所に停車して早めにチームへ相談し、待っている本人の都合も確かめながら予定を調整します。
よくある質問
Q. 物語では、移動中の連絡をどう行っていますか?
A. 安全な駐車場所に停車してから電話し、調整した予定を確認して、電話をしまってから移動を再開しています。
Q. 十五分の遅れなら、連絡だけでよいのでしょうか?
A. 一律に判断する話ではありません。この場面では松本さんの了承を得て、その次の訪問先にも確認しています。
訪問看護の仕事に関心のある方へ
移動や予定調整も含めて、訪問看護の働き方を知りたい方へ。実際の連絡方法や相談先についても、インクルージョンの採用窓口でご質問ください。
採用についてのお問い合わせ:https://in-clusion.co.jp/recruit/entry/
発信:訪問看護ステーション シェアライフ(埼玉県所沢市)
公式サイト:https://in-clusion.co.jp/
Instagramで読む:第8話「遅れそうです、と言えた日。」