2026/10/12

訪問看護の会話の進め方|「先に話したいこと」を聞いて順序を相談する

この記事では、Instagram漫画として制作した訪問看護の物語、第7話「先に、この話をしてもいいですか。」を文章でご紹介します。

訪問看護師のみなみが体調などを確認しようとしたとき、利用者の山本さんから、友人への返事を先に相談したいと声をかけられるお話です。物語をたどりながら、訪問看護での関わり方を考えていきます。

※登場人物とエピソードは架空です。実在の利用者の体験談ではありません。

看護師の予定と、本人の今日の相談

訪問看護師のみなみは、利用者の山本さんを訪ね、体調と受診前のメモについて確認する予定でした。すると山本さんから、「先に、この話をしてもいいですか」と声をかけられました。

友人に土曜日の外出へ誘われ、その日のうちに返事をしたいという相談です。山本さんは友人に会いたいと思っていましたが、午後ずっと一緒に過ごすと疲れそうだと迷っていました。

みなみには確認したいことがあり、山本さんには先に相談したいことがありました。みなみはまず友人への返事について話を聞き、そのあとに体調の確認へ進む流れを作っていきます。

会いたい気持ちと、負担の両方を聞く

山本さんは友人に会いたいと思っています。みなみが時間について尋ねると、一時間ならと話しました。そこから山本さん自身が、一時間でもよいか聞いてみようと返事を考えます。

行くか断るかを先に決めるのではなく、会いたい気持ちと負担を分けて聞くことで、本人が相談したい内容を言葉にできました。返事を考えたあと、みなみは体調について聞いてよいかを確かめます。本人の話と必要な確認の、両方を扱う流れです。

次回も、話したいことから確かめる

事務所でみなみは、順序を相談しながら二つの話題を聞けたことを振り返ります。次の訪問で山本さんは、友人から一時間でよい、会えるのが楽しみと返事が来たと話しました。

描かれているのは、会う約束について相談できたところまでです。実際に会った後の経過はまだありません。看護師が結論を代わりに決めず、本人が伝えたい内容を考える時間を持つ。必要な確認と、その人の今の関心を、一緒に大切にする関わりです。

この記事の要点

本人が今話したいことを聞き、必要な確認も含めて会話の順序を相談します。

よくある質問

Q. 本人の話を先に聞くと、体調確認はどうなりますか?
A. この場面では、返事を考えたあとに、体調を聞いてよいか確認して進めています。必要な確認も扱っています。

Q. 一時間というのは、何の時間ですか?
A. 友人と会う時間についての本人の希望です。山本さんは、その長さで会えるか友人に尋ねました。

訪問看護の仕事に関心のある方へ

本人の相談と看護師として必要な確認を、どう一緒に進めるか。訪問看護の会話や仕事内容に関心がある方は、インクルージョンの採用窓口へお問い合わせください。
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Instagramで読む:第7話「先に、この話をしてもいいですか。」
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